オンライン教育③〜オンライン教育と学校〜
こんにちは!
今回はオンライン教育③「オンライン教育と学校」です。
前回のメリット・デメリットを踏まえた上で、どのように学校で活用できるのかを考えていきたいと思います!
前回の記事をご覧になられていない方は、是非読んでみてください!
目次
[1:教科授業での活用]
[2:学級、学年、学校全体での活用]
[3:校務での活用]
[4:まとめ]
1:教科授業での活用
タブレットが配布される前からICT活用は進められていましたが、教材をスクリーンやテレビに映して見せるなどの限定的なものでした。
ここでは、教科授業におけるタブレットの活用方法をいくつか挙げていこう思います。
①教材の掲示
子供たちのタブレットに、画像、音声、動画などを拡大したり書き込みながら提示することにより、提示内容を視覚的に分かりやすく伝えることが可能となります。
②ドリルソフトの活用
習熟の程度や誤答傾向に応じたドリルソフトを用いることにより、各自のペースで理解しながら学習を進めて知識・技能を習得することが可能となります。もちろん家庭学習でも活用出来ます。
③インターネット活用
タブレットを用いて写真・動画等の詳細な観察情報を収集・記録・保存することにより、細かな観察情報による新たな気づきにつなげることが可能となります。
④表現・制作活動
写真・音声・動画等のマルチメディアを用いて、多様な表現を取り入れることにより、作品の表現技法の向上につなげることが可能となります。
⑤共同制作
グループ内で役割分担し、情報端末を用いて同時並行で作業することにより、他者の進み具合や全体像を意識して作業することが可能となります。
2:学級・学年・学校全体での活用
タブレットは教科以外の活動でも活かすことが出来ます。
①学年を超えた活動でのタブレット活用
学年を超えた活動を行う場合、大勢の人数が集まれる場所の確保が必要になります。タブレットなら画面越しでコミュケーションを取ることが出来るため、これまで以上に他学年交流の機会を設けることが可能です。
②アンケート活用
生徒会活動や委員会活動でアンケートを実施することが多いと思います。そのような活動でもタブレットは役に立ちます。これまではアンケート用紙を作成するにも、集計するにも時間を要していましたが、GoogleFormsなら短時間で作成から集計まで行うことが出来ます。
③特別活動での活用
教科での活用と重なるところはありますが、修学旅行や校外学習などで調べ学習や、事後の発表を行うときにも役に立ちます。共同作業機能がありますので、仲間と協力して1つの思い出を作ることが出来ます。
3:校務活動での活用
最後は校務活動でのICT活用です。膨大な仕事を抱える教員の負担軽減につながります。
①出欠席管理の電子化
現在でも多くの学校が、保護者からの電話で出欠席を把握しています。職員打ち合わせや登校指導がある朝はとても忙しいです。
ロイロノートの出血カードを使用すれば、朝の忙しい時間の電話対応が無くなり、余裕をもって授業に臨むことが出来ます。
また、全クラスの出欠情報がデータで蓄積されるので、出席簿の転記作業が効率化出来ます。
②会議・研修のオンライン化
会議や研修をオンライン化することで移動の手間を省くことが出来たり、場所の確保する必要が無くなります。
また、長期休業中は職員会議や研修などを自宅から受けることも可能なので、より多くの時間を趣味など自分のために使うことが出来ます。
③保護者向けの出欠確認やアンケートの電子化
保護者会の出欠確認、三者面談の出欠確認、行事の参加確認、PTA関係など、教員は提出物の確認と管理に多くの時間を使います。
GoogleFormsを使えば生徒から受け取る提出物の管理確認があっという間に終わり、空いた時間を教材研究など他の時間に使うことが出来ます。
4:まとめ
3回にわたってオンライン教育について書かせていただきました。これまでご紹介した以外にもオンライン教育のメリットは沢山あります。ですが、デメリットがあることも事実です。子どもたちの状況下に合わせて活用していかなければなりません。
大切なのはオンライン教育をすることではなく、子どもたちの成長です。オンライン教育が成長の手助けとなるように私たち教員もICT活用能力を高めつつ、子どもたちのための本当の教育を考えていきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。😊